はるか昔から心と体は一体であり、世の中全てとつながり、関係を持っていると考えられてきました。心に抱える問題から体に支障が出てしまったり、逆に、体の不調が心の問題を引き起こしたりすることは、みなさんもご存知だと思います。私たちの心と体は一体であり、私たちの不調は目に見えたり感じたりする場所以外から引きおこることもあります。 合理主義哲学者として知られるデカルトにより、16世紀から心と体は別のものであるという心身二元論の考えが広まりました。その結果、人体の解剖に対しての世間的批判が抑えられ、臓器・神経系・筋骨格系など体の各パーツの研究が進み、この400年の間、西洋医学は目覚ましい発展を遂げました。結果として、人体の知られざる発見が相次いだのは言うまでもありません。

一方、西洋医学偏重の傾向が強くなってしまっていました。心も体も一体の存在であり、心身のどこかの不調が、体のあらゆる場所に影響を与えてしまうことがあるという根源的な考え方がおきざりになってしまったのです。

そんな中、ボディートークはいちはやく、全人的ヘルスケア（WholeHealthcare™）という考え方に立ち返りました。健康問題は様々な理由から生じ、不調が表れている部分に焦点をあてるだけではなく、すべてのことに目を向けて大きな捉え方をするという、近年一般の人々にも認知が広がり始めている考え方です。

私たちの体は、胃や腸などの臓器や、骨や筋肉、神経など、体の一部だけを別物としてとらえることはできません。精神面、感情面、肉体面、環境面を含めた全てのことに目を向けることで、私たちは健康を手にすることができます。

ボディートークでは、施術士が体の不調を抱えるクライアントの全体、つまり精神的、肉体的、環境的影響も含めた全てのことに目を向け、不調の根本原因を明らかにし、解決に向けた方法を見出します。

また、ボディートークは、人間だけでなく、動物や植物を含めた全ての生物が健康な状態でいられるよう、健康を促進するためのヘルスケアシステムとしても役立っています。

ボディートークは、全人的ヘルスケアを行うことを大切にしています。

世界には、ヘルスケアに関する多くの医学分野や各種療法が存在し、それら一つひとつには独自の主義と技術があり、その施術をする方々の実践に役立っています。西洋医学もそうですし、伝統中医学や生体エネルギー心理学もそうです。ボディートークはそのような各分野に特徴的な学問や技術も応用しつつ、健康や健康な状態へ体を導く最善の方法を生み出すことができるよう設計されています。

体の活動的、機能的、心理的な成因を十分に理解すれば、不調がどのようにして生じるのか、そしてそれがなぜ持続するのかを理解できるようになります。私たちの体は全人的な方法で自らを治癒する方法を一番よく知っているのですから、体のすべて（精神面と肉体面）を考慮することは、治癒プロセスにとって極めて重要なのです。

症状の治療として表に現れている苦痛を伴う症状を抑えたとしても、それは妥協策にしかなりません。問題の根本に焦点をむけ、体が本来持っている自らが健康を取り戻す力を改善していくことこそが、持続的に体を健康な状態に維持していく唯一の方法です。

ボディートークは体を傷つけることなく副作用の心配もない様々なテクニックを使って、クライアントの体の自然治癒力を回復させます。私たちの体は、自らが健康を取り戻す方法をよくわかっているので、私たちの体自身がデザインするヘルスケアを実践するためのサポートをボディートークが行っているとも言えるのです。